市営地下鉄『桜山駅』5番、6番出口から徒歩5分|心療内科・精神科

イライラする

イライラする、ということについてです。

イライラには3種類程度に大別されます

  • 具体的なストレスの原因がある
  • とくに理由は思い当たらないが、ずっとイライラしてしまう
  • 月経周期にあわせてイライラしてしまう(女性)

の3つです。

具体的なストレスの原因がある場合

具体的なストレスの原因がある場合はひとまずその原因を解決すること、それが困難であるのであれば適度に距離をとることが重要です。ときには不眠などそのほかの症状をあいまってイライラの症状が増強してしまっていることも多いため、双方の面からアプローチすることによって改善を目指します。

とくに理由は思い当たらないが、ずっとイライラしてしまう場合

理由が思い当たらない場合、まずはそのほかの精神症状が併存しないか考えます。併存している場合はまずはそちらの症状を解決することに重点をおき、症状が軽減していけばおのずとイライラも落ち着いていくと考えられます。時にはパーソナリティ(人格)の問題などを持っている方もいらっしゃいます。そのような場合は心理士による認知行動療法(CBT)など、をお勧めすることがあります。(当院では行っていないため、他施設を紹介いたします)

ときに更年期障害や、副腎疾患、甲状腺疾患など身体疾患を併発していらっしゃる方もいます。念のため採血を行うことを強くおすすめしています。

月経周期にあわせてイライラしてしまう場合

月経周期にあわせてイライラが出てしまう場合、月経前症候群(PMS)、月経前不快気分障害(PMDD)の可能性があります。身体症状も重い場合はとくに低用量ピルの内服がお勧めされるため、婦人科に合わせてご相談いただけるとよいかと思います。ただ、気分の問題もしっかりある場合は抗うつ薬や精神科漢方薬も必要となることもしばしばあるため、まずは当院でご相談いただけるとよいと思われます。

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