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食事を摂れない

食事を摂ることができないという状態を考える際、まず考えることは、痩せたい願望の有無についてです。

痩せたい気持ちとの葛藤がある場合は多くの場合は摂食障害などが疑われます。

痩せたいと思っていない場合は、食事に対する恐怖を伴うかどうかが問われます。

食事に対する恐怖とは、例えば魚の骨が刺さった経験から恐怖を覚える、食事に毒が入っていると考えているなど、不安症、妄想によるもの、こだわりによるものなどがあります。

そういった、食事に対する不安、恐怖、思いなどがなく、単純に食べることができない、ということになってくると、まずは体の病気の有無を確認したうえで、抑うつなどの症状を確認していきます。

いずれにしても安定した食事を摂ることができないと、不眠、焦燥、イライラ、抑うつなどの原因となりますし、長期の食事摂取不良となるとビタミンの不足による神経症状、電解質異常による心臓、血管の問題など発生することもあります。早めの受診をお勧めします。

最後に、食事をほとんど摂ることができないもののお酒をほとんど毎日飲まれているような状態で来院される方が時折いらっしゃいます。この場合、ビタミン不足によるWernicke脳症という病気に至る可能性があり、私自身何人もの方が四肢の麻痺を伴って来院し、麻痺が治らない状態となってしまっていることを経験しています。

該当する方はお酒はできるだけやめてもらい、それが難しいならせめて本格的な野菜ジュースやビタミンB系サプリメントを欠かさず飲むようにしてください。自己誘発性嘔吐を伴う方は必ず本格的な野菜ジュースを飲んでください。電解質異常も伴い、取返しのつかないことに至ることがあります。よろしくお願いいたします。

※なお、現在当院ではBMI16.5以下の方の診療は受け入れ不能です。該当する方には安全性の観点から内科を併設している精神科、心療内科への通院を強く勧めています。あらかじめご了承ください。

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